top of page
トップ画_4.jpg
背景.png
イントロダクション.png

『源氏物語』が失われた近未来。
発見された物語の断片を、
演劇的に再現する秘密裡の実験。
徐々に被験者は、失われていた
感情の「パンデミック」に飲み込まれていく。
西山洋市監督と、映画美学校フィクション・コース生がコロナ下に撮り上げた近未来言霊奇譚!

イントロダクション
キャスト背景_2.jpg
1478529白黒.jpg
背景_2.jpg
ものがたり.png

正体不明の古文書を秘密裡に研究する実験施設に、被験者として呼ばれた初音。目の前のモニターに映し出された異端の研究者・本居に命じられるまま、彼女は古文書の内容を繰り返し発声していく。

 

徐々に初音は、腹痛を起こし、自分のなかで起きつつある異変に怯えていく。同時に、実験施設では役割の交代があり、「六条御息所」役を引き降ろされた瑞子は、自分の失われていた感情と直面していくこととなる。

そして、どの被験者も発声することのできなかった台詞がついに唱えられるとき、感情を超えた異変が発現し、そして実験は破局へと突き進んでいく。

ものがたり
キャスト
1478529白黒.jpg
キャスト背景1920x3000.jpg

幡乃美帆

【初音】
「まろはいかでしなばや」
 彼女は「浮舟」になる。

【瑞子】
「どうしてこんな気持ちになったの?」
 彼女は「六条御息所」になれなかった女。

1998年生まれ、東京都出身。映画美学校アクターズ・コース第9期修了。出演作に『劇場版本当にあった怖い話2020』(監督:天野裕充)など。

1988年生まれ、福島県出身。アクターズ・コース第6期修了。バウムアンドクーヘン所属。出演作に『やす焦がし』(監督:大工原正樹)、『阿吽』(監督:梶野裕)、『カウンセラー』(監督:酒井善三)など。HP

古川博巳

【本居】
「この世界に感情のパンデミックを起こせるじゃないか」
彼は実験の首謀者。

1983年生まれ。会社員を経て映画美学校に。アクターズ・コース第1期修了。映画出演作に『イヌミチ』『SYNCHRONIZER』(万田邦敏監督)、『瑠璃道花虹彩絵』(西山洋市監督)、『キラーテナント』(古澤健監督)、『ゾンからのメッセージ』(鈴木卓爾監督)、『ダブルライフ』(余園園監督)など。

秋村和希

【折口】
「あの時代の人々は皆疫病で死んだ」
 彼は不機嫌な実験助手。

1996年生まれ、広島県出身。音大声楽科を卒業してすぐ役者になるべく上京。アクターズ・コース第9期修了。出演作に『みんなバカ野郎だ』(監督:白田悠太)など。SSWとしても活動中。 HP

渚まな美

【翠】
「言わないんじゃありません。
言えないんです」

彼女は「六条御息所」にならなかった女。

​

1997年生まれ。アクターズ・コース第7期修了。出演作に『アウグスト・ストリンドベリ全集 生霊人間』(監督:高橋洋)、『灰の蛇』(監督:山本十雄馬)、『やさしい人』(監督:鈴木トウサ)『ミューズは溺れない』(監督:浅尾望)が今年度の田辺・弁慶映画祭コンペティション部門に入選。など。HP

​初音について他キャストが語る。

​瑞子について他キャストが語る。

​本居について他キャストが語る。

​折口について他キャストが語る。

​翠について他キャストが語る。

鈴木睦海

スタッフ.png
総監督の言葉.png
総監督・脚本.png

「コロナ下で映画をつくる vol.1」で『FUE』が公開中。

総監督の言葉_3png.png
各監督の言葉.png
高野一興監督.png
中馬監督.png
中村健佑.png
間合監督.png
宮武監督.png

監督・録音

高野一興 間合建介

中馬康輔 中村健佑

宮武邦雄

脚本

間合建介

​

撮影

名古屋正利

横山裕香

​

照明

續麻玄通

森川茜

​

協力

内藤悟

中島幸平

宮澤海

音楽

阿部明日見

編集

中馬康輔 中村健佑 西山洋市 間合建介 宮武邦雄

​

整音・効果

中村健佑 間合建介 宮武邦雄

​

グレーディング

中村健佑 

​

応援

内藤悟 宮澤海 

​

撮影アドバイザー

山田達也 

​

撮影協力

星野洋行

​

録音・整音アドバイザー

臼井勝

​

協力

松本大志

​

スタッフ
劇伴制作秘話_edited_edited_edited.png
劇伴制作秘話
劇伴制作秘話1.png
「源氏物語」紹介
「源氏物語」紹介.png
源氏あらすじ.jpg
源氏物語.png
源氏物語文字葵上_背景黒文字白.png
プロダクション・ノート.png
背景_2.png

​1.脚本が出来るまで

​2.撮影篇

​3.​ポスプロ篇(編集)

​4.​ポスプロ篇(整音)

​5.​​コロナ下の撮影を振り返って

プロダクションノート

​

 

 

 

 本作の脚本開発は徹底して、Zoom間で行われました。講師の西山洋市監督と映画美学校フィクション・コース第23期高等科生9人。

 

 「源氏物語」という具体名が出たのは、2020年12月30日の会議でした。近未来、感情を失った新人類「ネオ・ヒューマン」たちは無機質な生活を繰り返している。あるとき、見つかった謎の古文書(「源氏物語」です)の内容をアングラ劇団的に演じていくうちに感情が芽生え始める。しかし最後にはそのような人々は銃殺されてしまう。

 

 最初に魅力的に思えたのは、近未来と「源氏物語」の融合です。「源氏物語」そのものを映画化するのではなく、ある特殊な環境で、イビツな「源氏物語」劇を提示することで、「源氏物語」の核心に触れることもできるのではないか。

 

 また西山洋市監督から提示された資料も非常に興味深いものでした。参考文献として三木成夫「内臓とこころ」(河出文庫)、参考映像として「ジャン・ルノワールの演技指導」がありました。

 解剖学者である三木成夫さんは、「内臓とこころ」において、まさしく発せられる言葉と内臓感覚の相互関係を示していました。これが主に本居が論拠とする「言霊理論」に結び付きます。

そして「ジャン・ルノワールの演技指導」という短いドキュメント映像には、仏の映画監督ジャン・ルノワールが、女優に対し、ひたすらに感情やニュアンスを抜いて台詞を読むことを強要しています。「イタリア式本読み」です。ルノワールは何度も台詞を反復させます。そのうちに女優の発する台詞は、テクスト自体の持つ力によって自然と感情が介入していくことになります。ルノワールはテクストが引き出した感情を見抜き、それを大切にするのです。

 これらの資料をもとに映画で行われる実験がどのようなものか確定されていきました。本作の冒頭は、「ジャン・ルノワールの演技指導」を再現したものといえるかもしれません。本居の姿は、ルノワールであり、西山監督でもあるのです。そしてまさに台詞の反復のなかに感情を生成させられていく俳優の映画であるといえます。(間合建介)

1.脚本が出来るまで

bottom of page